“【障害】わかり合えるって、同じ景色を見たことがあるってこと〜痛みを知る者同士だからこそ育める、やさしさと絆〜” の続きを読む
【離婚調停】戦い続けるべきか、それとも… 揺れる心で立ち止まった日
― 訴訟か、調停か。選択のその手前で ―
調停が進むたびに、心がどんどん削れていく感覚がある。たった数ミリの進捗に対して、“私”は何倍も削られていく。
相手の姿勢はずっと変わらない。
わかってほしい声は届かない。
「なんで?」ばかりが生まれる。
でも私は、必死で立ち向かってきた。
「やれるとこまでやってやる!」
「取れるだけ取ってやる!」
そう思うことだけが、前に進むエネルギーだった。戦う私の支えだった。
まだ、“私”を、削り続ける…?
だけど先日、弁護士さんにこう言われた。
「訴訟に移行すると、費用も時間もかかるし、精神的にも負担が増えます。できれば、調停での合意を目指すほうが、いいと思いますよ。」
その言葉に、なぜかすごく揺さぶられた。
張り詰めた糸が緩んで、気が抜けたような、でも少しホッとしたような、そんな不思議な感覚…。
あれ…?
私、これ以上削られる必要…あるのかな?
ここまで頑張ったんだから、もう十分なんじゃないかな…?
強くいなきゃって思ってた。守らなきゃって思ってた。“勝たなきゃ”って、ずっと思ってた。
「戦う母」でいなきゃ、って…。
でも、そうやって、自分に無理をさせすぎてたのかも、しれない。

今、私は天秤にかけてる。
この先も戦い続けるのか…
今ここで終わりを選ぶのか…
答えはまだ出ていないし、すぐには出せない。
どちらを選んでも、きっと、何かしらの“痛み”は残る…。
でも、今だけは、こんなふうに迷ってる自分も、ちゃんと認めてあげたい。
“戦う”ことを選んだ私も、“立ち止まる”ことを考えた私も、どちらも同じ、大切な“私”だから…。
ここまで、何度も傷つきながら、それでも進んできた自分に——
「もう十分よく頑張ってるよ」
って、
そっと、声をかけてあげようかな