離婚調停が不成立に終わった場合、離婚を成立させるには裁判に進むしかありません。又、慰謝料を請求している場合も、離婚調停で折り合いがつかない場合は訴訟に移行します。
調停はあくまで“話し合い”ですが、裁判は“法律で白黒つける場”。なので、準備も心構えも、グッとシビアになります。
【弁護士あり】の場合の準備
弁護士を立てる場合は、以下のような準備になります。私は、初めから弁護士を依頼しているので、訴訟に移行したとしても、引き続き一任する予定です。

① 弁護士選び
「離婚案件に強い」弁護士を選ぶのが大事です。法律事務所のHPに「離婚専門」「女性の味方」など書かれていることもあるので、実績や口コミをチェックして、【初回相談(無料もあり)】を利用すると安心です。
② 証拠・資料の整理
弁護士と一緒に、裁判で使う証拠を整理していきます。
たとえば…
◯DVやモラハラの証拠(録音、LINEのスクショなど)
◯結婚・離婚に関する経緯のメモ
◯子どもに関する記録(養育費、親権争いのため)
◯家計簿、給与明細など、金銭関係の資料
弁護士がいれば、法律の視点で「何をどうまとめたらいいか」アドバイスをもらえるので心強いです。
【弁護士なし】の場合の準備
弁護士がいない場合、自分で全部進める必要がありますが、準備の流れは以下の通りです。

① 自分で訴状を作成
家庭裁判所のWebサイトで、離婚訴訟用の訴状がダウンロードできます。
記入例も載っているので、それを参考にしながら作成します。
② 必要書類の準備
◯訴状
◯戸籍謄本(発行から3ヶ月以内)
◯証拠資料(LINEのスクショ、日記、写真など)
◯裁判費用(収入印紙1,300円+郵便切手代など)
※地域の家庭裁判所によって若干異なるので、事前確認が安心!
③ 裁判所に提出し、手続き開始
訴状を提出して受理されると、裁判期日が決まり、裁判が始まります。
相手側からの「答弁書」が来るので、それに対する準備や反論も必要になります。
◎実際に弁護士なしでもできるの?
弁護士なしでも、できます。ただし、全て自分ひとりの作業になるので、かなりの労力とストレスがかかるのは事実です。
◯裁判所とのやり取り
◯法的主張の整理
◯証拠の提出の仕方
…など、すべて自分でやる必要があります。
だからこそ、金銭的に可能なら「弁護士を立てること」を強くおすすめします。ただでさえ精神的にも消耗する離婚訴訟ですから、少しでも体力を温存したいですよね。難しい場合は「法テラス」などの無料相談や、費用立替制度を利用できることもあるので、ぜひ調べてみてください。
最後に。
調停が不成立になったとき、心が折れそうになることもあると思います。
でも「離婚したい」という強い想いがあるなら、裁判は“次の一歩”です。
一人じゃない。準備すれば必ず道は開けます。
何か迷うことがあれば、いつでもコメントやメッセージくださいね
これからも私のブログが、少しでも誰かの背中をそっと押せる場所になりますように。